勝利の朝
ただひとりの主演女優賞4回受賞者キャサリン・ヘプバーンが若々しい24歳のとき、初のアカデミー賞に輝いて世界を驚かせた愛のサクセス・ストーリー。地方から出てきた女優志願の夢見がちな若い女性エバ・ラブレスは、高名な舞台プロデューサーの事務所に乗り込んでねばるが相手にしてもらえない。そこへ現われた劇作家が彼女をプロデューサー邸の華やかなパーティーへ誘う。ほろ酔いかげんの彼女は「ロミオとジュリエット」のバルコニーの場を大熱演した。プロデューサーも劇作家も彼女の素晴らしい才能の虜になってしまう。プロデューサーはつぎの芝居の主役女優をクビにしたため代役に悩んでいた。劇作家は彼女を代役に強く推薦する。見事な成功を収めた彼女は“勝利の朝”を迎え、彼女の前には大女優への道が開ける。キャサリンの若さと白熱のアカデミー賞演技が圧巻。ローウェル・シャーマン監督は舞台演出の巨人。ヘンリー・フォンダ、スーザン・ストラスバーグ主演、シドニー・ルメット監督の「女優志願」はこのリメーク。
監督:
ローウェル・シャーマン
脚本:
ハワード・J・グリーン
撮影:
バート・グレノン
音楽:
マックス・スタイナー
出演:
キャサリン・ヘプバーン/ダグラス・フェアバンクス Jr.
製作年:
1933
製作国:
アメリカ
上映時間:
74分
映像色:
モノクロ
規格:
日本語
画面サイズ:
スタンダード
受賞歴:
★1932~33年アカデミー賞主演女優賞