L'ETERNEL RETOUR
ジャン・コクトーが蘇らせたトリスタンとイゾルデの悲恋。
ワグナーのオペラでも知られるトリスタンとイゾルデ伝説をもとに、コクトーがストーリーと台詞を書き、ジャン・ドラノワが監督したモノクロームの美しい悲恋映画。
孤児のパトリス(ジャン・マレー)は叔父の城で面倒を見てもらっていたが、とある港町でナタリー(マドレーヌ・ソローニュ)という美しい娘と知り合い、叔父の花嫁にと城へ連れてくる。
しかしナタリーはパトリスに一目ぼれしており、パトリスもナタリーを愛するようになる。
二人の真意を知った叔父は二人が二度と愛せぬように画策するが、すべての悲劇は叔父の甥で城に同居している小人アシルの悪だくみによるものだった。
アシルを演じたピエラルは「自分の一生を決定づけた役」と語っているが、『悲恋』の成功は彼なくしてありえなかった。
| 監督: | ジャン・ドラノワ |
|---|---|
| 出演: | ジャン・マレー/マドレーヌ・ソローニュ/ジャン・ミュラー/ロラン・トゥータン/ピエラル/イヴォンヌ・ド・ブレー |
| 製作年: | 1943 |
| 製作国: | フランス |
| 上映時間: | 112分 |
| 映像色: | モノクロ |
| 字幕: | 日本語 |
| 音声: | フランス語 |
| 規格: | 片面1層 |
| 画面サイズ: | 4:3スタンダード |
| 受賞歴: | ★1948年キネマ旬報外国映画ベストテン第10位 |