Nostalgia de la luz
南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督が混迷する文明社会に脅威の映像美で問う一大連作叙事詩。
宇宙の壮大さに比べたら、チリの人々が抱える問題はちっぽけに見えるだろう。 でも、テーブルの上に並べれば銀河と同じくらい大きい。
チリ・アタカマ砂漠。標高が高く空気も乾燥しているため天文観測拠点として世界中から天文学者たちが集まる一方、ピノチェト独裁政権下で政治犯として捕らわれた人々の遺体が埋まっている場所でもある。生命の起源を求めて天文学者たちが遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜して、砂漠を掘り返す女性たち……。永遠とも思われる天文学の時間と、独裁政権下で愛する者を失った遺族たちの止まってしまった時間。天の時間と地の時間が交差する。
監督: | パトリシオ・グスマン |
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脚本: | パトリシオ・グスマン |
撮影: | カテル・ジアン |
編集 | パトリシオ・グスマン、エマニュエル・ジョリー |
製作年: | 2010 |
製作国: | フランス、ドイツ、チリ |
上映時間: | 90分 |
映像色: | カラー |
字幕: | 日本語 |
音声: | スペイン語・英語 |
規格: | 一層 |
画面サイズ: | ビスタ |
受賞歴: | 2010年ヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞2010年カンヌ映画祭・非コンペティション部門正式上映2011年国際ドキュメンタリー協会賞(IDAアワード)・最優秀ドキュメンタリー賞受賞2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞受賞 |