プロデューサーズ

『ヤング・フランケンシュタイン』などのコメディの名匠メル・ブルックスの監督デビュー作。当時の上映館はわずかながらも、時代を経てカルト的な人気を獲得。2001年にブロードウェイミュージカル化され大ヒットを記録、トニー賞12部門を受賞した。2005年には映画化もされ、こちらもヒットした。出演は『ホット・ロック』や舞台俳優としても活躍したゼロ・モステル、そして『ヤング・フランケンシュタイン』などでメル・ブルックスとコンビを組んだジーン・ワイルダー。“最低ミュージカル”の「ヒトラーの春」や「愛の囚人」など劇中で歌われる楽曲は今なお根強い人気を誇る。演劇プロデューサーのマックスはかつて“ブロードウェイの王様”と呼ばれた男。しかしいまやすっかり落ちぶれて、有閑マダムたちから日銭をせびる日々。ある日、彼の事務所に会計士のレオが帳簿の調査にやってくる。「公演がすぐ打ち切られ赤字になれば、すべて帳消しになる」というレオの言葉にマックスは良からぬアイデアを思いつく。最低な脚本・演出家・俳優で最低な演劇を作って失敗すれば、資金をネコババできると考えたのだ。さっそくマックスは嫌がるレオを巻き込み“最低な脚本”探しを開始する。《4Kレストア版》特典：作品解説リーフレット封入メイキング映像収録日本語吹替版収録