製作年： 1968

監督： イワン・プィリエフ

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文豪フョードル・ドストエフスキーの遺作にして世界文学史上最高傑作のひとつとも言われる名著を約４時間、全３部作の大長編で完全映画化した文芸大作。
最新の美麗4Kレストア版でリリース！

強欲な地主カラマーゾフが何者かに殺害される。親子兄弟が骨肉を争う葛藤に満ちた悪夢のような人間ドラマを丹念な演出とスピーディーな展開で描き出す。キャストたちの迫真の演技をはじめダイナミックな画面作りと重厚な物語によって、ボリュームに満ちた一級の文芸作品に仕上がっている。
監督は名作『シベリヤ物語』（47）や同ドストエフスキー原作『白痴』（58）などを手掛けたイワン・プィリエフ。プィリエフはドストエフスキーに造詣が深く、本作では自ら脚本も担当している。しかし、完成間際でプィリエフ監督が急逝してしまったため、本作で長男ドミトリーを演じたミハイル・ウリヤーノフと次男イワンを演じたキリール・ラヴロフが共同監督として企画を引き継ぎ、なんとか完成に漕ぎ着けた。
本作は公開されるやいなやヒットを記録。本国では1969年モスクワ国際映画祭金賞を受賞したほか、同年アカデミー外国語映画賞にノミネート、また1969年キネマ旬報外国映画20位にランクインし国内・海外問わず高評価を獲得した。
2023年に製作された最新の高精細4Kレストア版で発売！

☆特典
解説ブックレット

【物語】
ロシアのとある地方で別々に暮らすカラマーゾフ家の三兄弟と父親。長男ドミトリーは婚約者がいるのにも関わらず、妖艶なグルーシェンカという女性に熱をあげ、同じくグルーシェンカの虜になっている父フョードルと醜い争いをしている。次男のイワンはある思念を胸にこれを傍観し、三男のアリョーシャはこれを何とか解決しようと奔走する。愛と憎しみが交錯し、やがて静かに運命の歯車が回り始める・・・。

監督：	イワン・プィリエフ、ミハイル・ウリヤーノフ、キリール・ラヴロフ
脚本：	イワン・プィリエフ
撮影：	セルゲイ・ウロンスキー
編集：	V・ヤンコフスキー
音楽：	イサーク・シュワルツ
出演：	ミハイル・ウリヤーノフ、キリール・ラヴロフ、アンドレイ・ミヤフコフ、マルク・プルドーキン、リオネラ・プィリエワ、スヴェトラーナ・コルコーシコ、ワレンチン・ニクーリン
製作年：	1968
製作国：	ソ連
上映時間：	233分
映像色：	カラー
字幕：	日本語
音声：	ロシア語
規格：	一層×3
画面サイズ：	16:9 スコープサイズ
受賞歴：	1969年モスクワ国際映画祭金賞受賞 1969年アカデミー外国語映画賞ノミネート