「裏切りか? 死か?」、二人の兵士の心象と受難を静謐な映像で描いた衝撃作!
国内初ブルーレイ化、初ソフト化。
ナチス・ドイツに捕えられたパルチザン部隊の二人の兵士たちの揺れ動く心象を、詩的な語り口と鮮烈な映像で描いてゆく反戦映画の傑作。戦争と不条理と無益さ、人間の奥深さと愚かさ、そして生と死の尊厳を卓越した演出力で語りきる。監督はソビエトで最も偉大な女性監督として知られるラリーサ・シェピチコ。個人の内面の葛藤に徹底的に焦点を当て、唯一無二の作風で高い評価を獲得。本作は1977年ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。2022年に英国映画協会が発表した「史上最高の映画ベスト100」にも選出され、近年再び注目が集まっている。2018年にリマスターされた2Kレストア版で、ついに国内初リリース!特典に解説ブックレットを封入。
☆特典
解説ブックレット
【物語】
1942年、ナチス・ドイツ占領下の真冬のベラルーシ。パルチザン隊はドイツ軍の追手をかわしながら、銃撃戦の末に森の中へと逃げ込む。多くの負傷者を出し、また食糧も底をつきかけていた。隊の兵士リューバクとソトニコフは食料調達のため近くの農場へ派遣されるが、農場はすでにドイツ軍の襲撃を受け跡形もなく焼き払われていた。引き返す訳にもいかず、二人は雪の中をさらに進むと一軒の農家に辿り着いた。そこはある村長夫婦の家で、食糧も豊富にあった。ソトニコフは彼らがドイツ軍に食料を提供しているのではと見抜き問い詰める。しかし二人は食料調達を優先し、その家で飼われていた羊を持ち帰ろうとするが、ドイツ軍と遭遇してしまう。
監督: | ラリーサ・シェピチコ |
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脚本: | ラリーサ・シェピチコ、ユーリ・クレピコフ |
撮影: | ウラジーミル・チュフノフ、パベル・レベシェル |
編集: | ワレリヤ・ベロワ |
音楽: | アルフレード・シュニットケ |
出演: | ボリス・プロトニコフ、ウラジミール・ゴスチューヒン、セルゲイ・ヤコブレフ、リュドミラ・ポリャコワ、ヴィクトリヤ・ゴルジェンツル、アナトリー・ソロニーツィン |
製作年: | 1977 |
製作国: | ソ連 |
上映時間: | 105分 |
映像色: | モノクロ |
字幕: | 日本語 |
音声: | ロシア語 |
規格: | 一層 |
画面サイズ: | 4:3 スタンダード |
受賞歴: | 1977年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞 |